良い名前の三原則.A

 画数の現象
  
数には吉数と凶数とがあります。
 
数は幼児でも知っているように1〜10まであり、1から9までは基数といい、1から10までを全数といいます。数は
十進法ですから十から二桁となり、11,12,13となるわけです。
 
将棋盤の目は縦横9と9で81ありますが、数の吉凶はこの81までを基本とします。世間では四は死に通じるから
凶数だとか、九は苦、十三はキリストの処刑日で共にこれも凶数だ、などといいますが、これは言葉のアヤで
あったり、縁起をかついでいるもので、こんなことを数の吉凶の原因であるわけのものではありません。
 
また1から10の数字の一つ一つが吉凶をもっているのではなく、二つ以上の数の合計数が吉凶をもっているのです。
この点は誤解されやすいことですから、良く覚えておいて下さい。
 
もちろん一は合計数字ではありませんが、これだけは何時の場合でも吉数となります。一がたとえ吉数であっても
一と一を加えた二は凶となり、一の吉数と二の凶数を加えた三は吉数である、というように一の他の数の吉凶は
すべて合計数によるのです。
 
次に吉数、凶数、平凡数を一覧表によって示しておきましょう。印は吉数、印は凶数、印は平凡数です。
なお
印の平凡数は改名の場合に限りの吉数となります。
 
なぜかといいますと、欠点の多い出生名は画数の吉凶の他に配列が不良であったり、五気の組み合わせが悪かった
りしがちです。これを陰陽の配列、画数、五気などを欠点のないように改良しますと、良くもなく悪くもなかった平凡数は
他の改良にともなって吉数としての効力をあらわすようになるのです。
 
また姓名によっては、どうしても平凡数以外に作ることができない場合もあります。この場合は最善をつくしても、どうに
もならないことであって、この数が最上のものであるということになれば、十分に吉数としての効力をもつことになります。

数の吉凶はやはり統計数理によって立証されているもので、言葉のアヤや、縁起や迷信によるものではありません。
82画より多い数の吉凶もありますが、それは普通の姓名では、これ以上多い画数はほとんど無いので省略することにします。
 
 
姓名には姓名学上、次の名称が付けられています。
 姓の合計数を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天数(てんすう)
 名の合計数を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地数(ちすう)
 姓の一番終りの字と名前の頭字の合計数を・・・・・・・・・・人数(じんすう)
 姓の上の字と名の下の字の合計数を・・・・・・・・・・・・・・・外数(がいすう)
 姓名の合計数を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・総数(そうすう)
 
これを分かりやすく平成時代(ひらなり・ときよ)という姓名によって説明してみましょう。
 
・・・・・・・・・・・・ 外数 ・・・・・・・・・・・・・
 
    天数          地数
  成  時10  代5  総数
         人数
 
姓の平成が天数・・・・・・・・・・5+7=12画
名の時代が地数・・・・・・・・・・10+5=15画
成と時の合計が人数・・・・・・・7+10=17画
平と代の合計が外数・・・・・・・5+5=10画
姓名全部の合計が総数・・・・12+15=27画
 
前にも述べたように平の5画・成の7画・時の10画・代の5画が吉凶を示すのではなく
合計数の12画・15画・17画・10画・27画が吉凶を示しているのです。
 
この場合、天数は姓であって、人間が生まれる以前から決まっているのですから、天数の吉凶は運勢とは
何らの関係もありません。あとの地数、人数、外数、総数が私たちの運勢を示しているのです。


 
平成時代の吉凶を前に記載した一覧表によって調べてみましょう。
 
人数・・・・・・17・・・・・○(●)・・平凡(凶)
外数・・・・・・10・・・・・●・・・・・・凶
地数・・・・・・15・・・・・◎・・・・・・吉
総数・・・・・・27・・・・・○(●)・・平凡(凶)
 
前にも述べたように平凡数○は他に凶がある場合は凶●に転じます。
このように吉数は地数の15画だけで、あとの人数、外数、総数は凶数となっています。
さて、ではこの人数、外数、地数、総数はどんな運勢を示すのか、これらについて説明しましょう。
 
 人数・・・家庭運(親子縁、夫婦縁、その他)
 外数・・・社会運(地位、支援、名声、信用、その他)
 地数・・・自己運(生活、経済、その他)
 総数・・・家勢運(相続人との縁、資産、名声、その他)
 
また、これらは年代も示しています。
 
 人数・・・・幼少時より20歳代までの運勢
 外数・・・・30歳代の運勢
 地数・・・・40歳代の運勢
 総数・・・・50歳代より晩年の運勢
 
では前期の平成時代という姓名は、どんな運勢を示しているのか研究してみましょう。
 
人数17画・・・凶
  一生涯の家庭運悪く、家庭的には恵まれず幼少時より20歳までの運勢も悪く苦労すること多し。
 
外数10画・・・凶
  一生涯の社会運悪く、社会的信用、支援うすく事故、怪我わざわいにも注意すること。
  30歳代の運勢も悪く多事多難である。
 
地数15画・・・吉
  一生涯の自己運強く、努力は結実し生活、経済的には恵まれますが安定性に不足します。
  40歳代の運勢も順調とはいえません。変化ムラがあります。他が凶のため
 
総数27画・・・凶
  50歳代より晩年にかけても運勢悪く相続人・夫婦縁共にうすく、平穏無事とはいえません。
 
簡単に説明すると上記のようになります。もちろんこれは簡略したものであって、この他に陰陽の配列、
五気の組み合わせなどもあり、これらを総合してみないと、はっきりはいえませんが、ここでは、たんに
人数、外数、地数、総数の吉凶による運勢の説明をしたまでです。
 
陰陽の配列の時にもいいましたが、画数の吉凶だけで運勢を判断することはできません。また陰陽の
配列と、画数の吉凶との二つを加えてもまだ完全とはいえないのです。 姓名の良否はあくまでも
総合的なものですから早合点してはいけません。ただ分かりやすく説明するには、その一つ一つを
理解していかなければなりません。そのための説明ですからこの点を誤解しないようにして下さい。
 

二字姓三字名の画数の吉凶をみるのは次のとおりです。
 
・・・・・・・・・・・・・・・外数・・・・・・・・・・・
  天数        地数
  10  郎10=総数
      人数
 
姓の田村が天数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5+7=12画
名の耕一郎が地数・・・・・・・・・・・・・・・10+1+10=21画
村と耕の合計が人数・・・・・・・・・・・・・・・・・・7+10=17画
田と一と郎の合計が外数・・・・・・・・・・・5+1+10=16画
天数と地数の合計が総数・・・・・・・・・・・・・12+21=33画
 
(注)三字名の場合は名頭以外の下の二字は外数に計算されます。
 
田村耕一郎の運勢をみますと下記のようになります。
数・・・・・・・(家庭運・20歳代まで)  17画=○平凡数
外数・・・・・・・(社会運・30歳代)     16画=◎吉数
地数・・・・・・・(自己運・40歳代)    21画=◎吉数
総数・・・・・・・(家勢運・50歳代〜晩年 33画=◎吉数

これでみますと殆どが理想的な運勢といえます。さらに陰陽の配列の形をみますと、○○|●○●と
なりますから、これも良好の形です。
この配列と画数の二つからみて、田村耕一郎という名前は良好と断言できることになります。
 
次に姓一字、名二字の林 三郎の運勢をみましょう。
 
・・・・・・・・・・・・外数・・・・・・・・・・・・・
 
    天数         地数
     三  郎10=総数     人数
 
ここで示した例で分かるように、一字性のときは、姓の上に一画を加えます。
 
 天数は1画と林の8画で・・・・・・・・・・・1+8=9画
 地数は三郎の合計・・・・・・・・・・・・3+10=13画
 人数は林と三の合計・・・・・・・・・・・・8+3=11画
 外数は1画と郎の合計・・・・・・・・・1+10=11画
 総数は天数と地数の合計・・・・・・・9+13=22画
 
今度は、これと反対の例として姓二字、名一字の田村 哲の研究をしましょう。
 
 
・・・・・・・・・・・・外数・・・・・・・・・・・・・・・
  天数         地数
  村  哲10 1=総数
      人数
 
 天数の田村の合計・・・・・・・・・・・・・・・5+7=12画
 地数は哲に一画を加えて・・・・・・・・・10+1=11画
 人数は村と哲の合計・・・・・・・・・・・・・7+10=17画
 外数は田と一画を加えて・・・・・・・・・・・・5+1=6画
 総数は天数と地数の合計・・・・・・・・・12+11=23画
 
次に一字性、一字名の森  明について説明しましょう。
この例で示しているように天数にも一画、地数にも一画を加えます。したがって外数は一画と一画を
加えたものとなります。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・外数・・・・・・・・・・・
   天数          地数
  12  明  1=総数
          人数
 
 天数・・・・・・・・・・・・・・・1+12=13画
 地数・・・・・・・・・・・・・・・8+1=9画・・・・・・・・・凶
 人数・・・・・・・・・・・・・・・12+8=20画・・・・・・凶
 外数・・・・・・・・・・・・・・・1+1=2画・・・・・・・・・凶
 総数・・・・・・・・・・・・・・・13+9=22画・・・・・・凶
 
この名前は、すべて凶数となって最低の運勢を示すことになります。陰陽の配列も、前に説明しました
ように●●|●●となりますからこれも不良の形です。

この他に一字姓、三字名などがありますが、これらの姓名も前述の計算法と同じようにして計算します。



私たちは子供のころから、友だちの名前を呼ぶのに姓よりも名前のほうを多く呼んだようです。
いまの子供も同じで田村君・中村さんと呼ぶより、義夫くんとか義江さん、または義っちゃんと呼んでいる
ほうが多いようです。この呼び名の習慣は、幼な友だちの仲ですと学生時代から青年時代、さらにずっと
後までも続くものです。義雄、義江、義徳、義和、義子など、みんな「義っちゃん」で間に合ってしまいます。
ということは名頭の一字がたいへんに重要な役目をもっている、ということです。といって、下の字が役に
たたないとか、重要でないという意味ではありません。
 
姓名はその一字一字が重要であって、みんな生きているのです。しかし、この例で解るように名頭の
一字は特に重要性を持っているのです。私たちは名前を付けるときに、この名頭の一字には特に注意
を払って良い名前を考えねばなりません。

名前の効力というのは、呼んだ時、書いた時など名前を使用することによって発揮するのですから、
呼ばれることの、もっとも多い名頭の字は、他の字よりも重要性があるのです。



田村姓であろうが、中村姓であろうが、姓の如何にかかわらず名頭に3画・5画・9画・13画・15画・
19画の字はさけます。
 
なぜかといいますと、この画数の字をもっている名前は
 親子縁うすく、また自分の相続人との縁もうすいからです。親子が早くから生き別れ、死に別れに
なるのは、この3・5・9画の名頭をもっている名前の人にもっとも多い、という統計数がでております。
 
父親が交通事故で死んだとか、子供が海で亡くなったというような、事故死亡者をみますと、約58%が
この画数をもっている人です。そして親子縁の深い人でもだいたいにおいて23〜24歳が限度となっています。
 
これを解りやすく、はっきりいいますと名頭に3・5・9画を持っている人の親子縁は23〜24歳までしかない
ということになるのです。また不思議なことに、親の名頭が3・5・9画をもっていると、子供にも3・5・9画の
名頭がついていることが多い、ということです。たとえば、両親の名前が三郎と信子だとしますと、子供には
弘・正・俊・英・照・輝などの名頭の持っている名前がついているものなのです。
 
これは姓名の神秘といいますが、こんな例はたくさんありますから統計からいっても決して偶然ではありません。
私の知人にもこれにあてはまる人がいます。これは戸籍上にはっきりのっている事実ですから何よりの好例と
いえるでしょう。
 
               長男  義春(13)
               長女  加寿子(5)
父  愛助(13)・・・・・・次男  正(5)
母  春  (9)      三男   徹(15)
               四男  茂(9)
 
父の名頭、愛の字は13画、母の春は9画です。この両親は子供に縁のうすい名頭をもっていたのです。
そして5人の子供を生んでいますが、その名前が全員3・5・9画で親に縁のうすいことを示しています。
 
 ではその結果はどうなったでしょうか?
●長男、義春は高等小学校を卒業すると家を飛び出してしまいました。兵隊検査のときだけ、一ヶ月ほど
  帰郷していましたが、再度離郷し40歳頃の帰国するまで他国を転々とし帰国と同時に父に死別しています。
●次男正は、家業の手伝いをしていましたが、23歳の時ハシカにて死亡。
●三男徹は、徴兵検査で海軍に入団と同時に、両親との縁はなくなっています。
●四男茂は小学校卒業、中学校へ入学し寮生活、上京して音楽学校に入学、両親との縁は12歳で
  ほとんどなくなっています。
●長女、加寿子は女のことですから、他家へ嫁ぎ親との縁うすくなるのは当然ですが、これも考えようです。
  同じ町の人に嫁ぐとか、近くの町の人に嫁いだのなら、なにかにつけて交渉がありますから、決して縁が
  うすいわけではないでしょう。ところが、しじゅう行ったり来たり出来ない遠いところへ嫁いだのだからやはり
  縁がうすかったのです。そして、その主人が、これまた3画の名頭で久吉。生まれた子供が久夫でやはり
  早世しています。
 

名頭の5画・15画の「配列不良」に注意

名頭に5画、15画の字をもっている人は親子縁・夫婦縁もうすいばかりでなく、運勢、健康などすべて片寄り
ますから、さらに警戒しなければなりません。
 
しかし警戒しておれば、ある程度はさけられても、どうにもさけられないのが宿命なのですから、最初から使用
しないに越したことはないでしょう。
 
この5画、15画の名頭をもっている人は、その陰陽にかかわらず、全部の姓名を陽とみますから、配列の形が
たとえ良好であっても「配列不良」とみます。
 
10  8   5  12   ● ● ○ ●
宮  松  弘  雄  ○ ○ ○ ○
 
 
7   8  15  6   ○ ● ○ ●
杉  岡  輝  江    ○ ○ ○ ○
 
上記の例のように配列良好であっても、名頭5画、15画によって、下のような陽ばかりの不良の配列になります。
 
ただし、字画の天数・地数・人数・外数・総数などはこのままで、画数には変わりありません。配列だけが不良に
なるだけですから誤解のないようにして下さい。
 
しかし、たとえ画数が吉数となっていても配列不良のために、せっかくの吉数が半減するのですから、たいへんな
損となります。
 
この名頭に5画、15画の字をもつ人は、運勢健康その他すべて片寄り、精神的、肉体的、生活的、社会的、家庭的に
不安定となり、一時は成功しても長く続かず、再起不能となり中年以後不遇、晩年は大凶となる。という 統計が出て
いるのですから、この点を十分に考慮にいれて「良い名前」をつけるようにして下さい。
悪いということを知りながら使う人はそんなに多くはいないでしょうが、中にはアマノジャクな人もいて、人の良くない
ということを無理にでもやってみる人があります。
 
ほかのことと違って、人間の運勢や健康にも影響のある重大なことなのですから、こんなアマノジャクは絶対に許され
ないことだと思います。
 
一生涯、その身に爆弾を抱いているようなものです。いつ、何処で、どんな急激な変化が起こるか知れないのです。



【漢字 3・5・9・13・15・19.23画の詳細】

  名頭3.5.9.の凶作用、ご理解頂けたでしょうか?
 
 カタカナ・ひらかな・正漢字は生年月日やまたどんな姓にも使用しないで下さい。
 命名・改名には絶対使ってはいけない文字なので参考のために記載します。
 おまけとして、五気も明記しました。名付けの時にお役立てください。

 

 
★ 3画

  木の性 ・ ケ・キ・か・け・下・干・丸・久・弓・己・工・口
  火の性 ・ タ・チ・ツ・テ・ロ・ち・に・ら・れ・女・大・土・丈・
  土の性 ・ ウ・エ・オ・ヲ・ヨ・あ・え・や・ゆ・よ・わ・也・已
  金の性 ・ サ・シ・さ・す・せ・そ・才・三・山・士・子・勺・小・上・刃・夕
         寸・千・川・巳
  水の性 ・ ミ・モ・み・凡・亡

 
 ★ 5画
   木の性 ・ 可・加・外・刊・甘・丘・巨・叫・玉・句・兄・穴・古・五・功・甲
         巧・弘・玄・叶・叩・尻・旧・瓜・石・禾
  火の性 ・ な・他・打・代・田・奴・冬・尼・立・令・旦・汀
  土の性 ・ 圧・以・永・央・由・右・用・幼
  金の性 ・ 左・札・市・史・矢・仕・司・示・失・主・召・申・世・生・正・石
         朮・此 斥・占・仙・充・出・只・冊・汁・写
  水の性 ・ ほ・丙・民・北・卯・平・本・末・未・母・氷・白・目・矛・包・付
         半・弁・必・戊・払・皮・皿


 ★ 9画
  木の性 ・ 九・厚・界・科・看・香・客・紀・紅・軍・建・計・虹・恒・彦・皆
         祈・係・侯・冠・垢・奎・後・契・急・括・拷・活・洸・衿・皇・胡
         糾・軌・郊・革・頁・姫・軒        
  火の性 ・ 重・貞・注・炭・対・苔・亭・度・洞・亮・律・玲・柔・侍・突・若
         南・厘・帝・柱・柚・柳・点・珍・耐・胎・訂・流・致
  金の性 ・ 相・昭・洗・思・狩・砂・信・俊・室・柴・者・甚・省・洲・若・津
         姿・前・宣・染・是・奏・星・哉・春・秋・咲・即・祉・首・侵・促
         則・室・指・持・捨・施・昨・架・査・帥・柔・泉・盾・相・重・食
  土の性 ・ 勇・郁・映・英・音・垣・洋・胤・耶・威・宥・屋・皇・要・約
  水の性 ・ 畠・拝・苗・茂・保・品・便・冒・封・扁・昧・飛・柄・美・面・風
         訃・胞・勉・盆・眉


 ★ 13画
  木の性 ・ 暇・較・滑・漢・感・幹・義・詰・業・群・傾・携・絹・源・会(會)・葵
         葛・経・鳩・郷・敬・極・号(號)・溪・勤・嫁・隙・鼓・塊・携・較・献
         暉・溝・頑・滉・瑚・碁・解・該・詰・誇 
  火の性 ・ 稔・暖・置・椎・賃・艇・禄・電・殿・塗・働・督・農・雷・酪・鈴
         路・楠・塚・椿・達・道・伝(傳)・当(當)・煉・塔・廊・落・廉
         暖・椿・楠・置・稚・溜・稜・蓮・零・搭・跳・賃
  土の性 ・ 愛・意・違・園・塩・煙・預・溶・話・円(圓)・奥・葉・飲・踊・媛
         温・運・遊・遥・園・楊・滉・瑶・賄
  金の性 ・ 催・歳・載・債・詩・試・資・嗣・雌・辞・愁・準・酬・署・照・詳
         新・慎・想・睡・勢・聖・嵯・瑞・靖・装・尊・溶・稔・嵩・滋・舜
         蒔・蒼・試・詩・詢・詳・資・跡・載・雌・頌
  水の性 ・ 搬・頒・微・豊・盟・飯・万(萬)・睦・募・富・遍・楓・漠・煩・腹
         鉢・酩・


 ★ 15画
  木の性 ・ 練・確・課・緩・輝・儀・慶・潔・寛・広(廣)・毅・穀・概・駒・嬉
         価・(價)・倹(儉)・劇・慧・槻・熙・確・稼・稿・緊・課課・誼
         監・楽(樂)・膠
  火の性 ・ 談・調・澄・潮・撤・熱・論・輪・寮・徳・稲・蝶・徹・適・練・桜(櫻)
         蔦・遅・墜・弾(彈)・楽(樂)徴・緒・凛・堕(墮)・履・駐・憧
         潮・澄・熱・締・調・諒・遼・隣・談・緒

  土の性 ・ 鋭・影・慰・憂・衛・縁・様・魅・欧(歐)・億・慰・慧・養・閲・緯        
  金の性 ・ 磁・緒・賜・潤・賞・衛・請・審・増(掾j・数(數)渋(澁)・節
         歯(齒)・震・践(踐)・審・憧・撮・暫・槽・潛・熟・箱・縄・線
         衝・諄・請・質・趣
  水の性 ・ 範・摩・墨・売(賣)・髪・敷・膜・慕・模・撲・標・範・編・舗・賠


 ★ 19画
  木の性 ・ 壊・懐・絵(繪)・鏡・関・願・鯨・芸(藝)・穫・麹
  火の性 ・ 懲・滝(瀧)・瀬・痴・難・離・類・鯛・麗・藤・羅
  土の性 ・ 穏・韻・艶・絵(繪)・薬(藥)
  金の性 ・ 獣・璽・繰・証(證)・識・賛(贊)・贈・臓・髄
  水の性 ・ 爆・簿・霧・辺(邊)・覇・譜・鵬・藩

  ※ すべて、正漢字の画数別になっています。

 以上が名頭文字として使っては良好な運勢は得られません。くれぐれもご注意下さい。
 
姓名学では略字、俗字などは使用しません。たとえ使用してもその鑑定、選名などはすべて正漢字によります。
何故かと言いますと正漢字によって統計をとっているからです。
 
画数の多い漢字は、いつ略字にされるか分かりません。「政府によって略字にされたから画数が減った、吉数
だったのが凶数になった、そのために運勢が狂ってきた」なんてことは絶対にあり得ないことです。
インチキ姓名学では略字も俗字もゴッチャにしている派もありますが、こんなのは問題になりません。
 
広と書いてもかまいません。しかしその効力は廣の15画にあることには絶対に変わりはないのですから
この点は誤解のないようにして下さい。


どんなに地位、名声、財力を得て、総理大臣、作家、俳優、歌手などになっても、この3・5・9画を名頭にもつ
かぎりは、いずれも親子縁うすく、相続人に恵まれず、女性の場合は特に夫婦縁にも影響するものです。
こればかりは有名無名貧富の差別なく、さけることはまず困難であるものと思って下さい。
 
たとえ戸籍上の名前でなく、ペンネームや芸名に使用しても同じ結果になります。名前は使えば使うほど
その効力が有るのですから、有名になればなるほどこの影響はさらに増大するものとみなければなりません。
総理大臣で暗殺された人、有名人で非業死をとげた人などのことを世間では「功成り名遂げたのだから
本懐だ」とか「あれだけ偉くなったのだから女房や子供なんてどうだってよい」などと、他人事だと思って
簡単にいう人もいますが、どんなに有名になろうと、功成り名遂げようと、さらにその上に、家庭が円満で、
みんな健康で長寿だったら、これに越したことはないでしょう。
 
天は二物を与えず、ということから有名人は経済的に恵まれなくても仕方がないということは、もう昔の
言い草であって有名人でも無名人でも経済的に恵まれる権利は持っているはずです。
 
人間は欲をいえばきりがありませんが、叶う欲ならば幾ら出してもよいでしょう。なにも遠慮することはない
のですから、人間最高の欲が叶うような良い名前を付けるべきだと思います。
 
もちろん、どんなに良好な名前をもっていても、本人が努力もしなければ、誠意も愛情も日常の反省も
なければ、どうにもなりません。
 
宗教にこっている人が、朝から晩まで、どんなに拝んでみても、自分の仕事も何もしないでいては何の
ご利益もないのと同じことです。


世の中には、どんなに努力しても、どうにもならない人や、どんなに治療してもなかなか快くならない病人もいます。
 
この原因が自分の名前からきているのだとすれば、こんな残念なことはないでしょう。私たちは誰でも
自分の仕事や努力に対する適当な報酬を要求する権利をもっているのですから、これが認められない
とすれば、こんな不合理な話はないはずです。
 
これが自分の運命だから仕方がない・・・・とそう簡単にあきらめられるものでしょうか。この原因が自分の
姓名のせいだと分れば一日も早く改名して、さらに努力を続けるべきです。また自分の可愛い子供に
こんな不幸な名前をつける親は、このうえない無慈悲な親といわなければなりません。「良かれと思って
つけた名前だから仕方がない」と弁解して、それですむものではないでしょう。
 
それこそ無責任というもので、悪い名前を付けられた子供こそ、いい迷惑というものです。
どうか子供には絶対に良い名前をつけるように努力して下さい。
 
今日では随分少なくなりましたが、まだ片仮名や平仮名の名前を付ける人もありますから
次に、この画数を揚げておきます。
 
片仮名(カタカナ)濁音の点々は画数には数えません。
 
  へ レ ノ フ
 
二画  イ ハ ニ ト リ ヌ ル ワ カ ソ ナ ラ ム ク ヤ マ コ ア ユ メ ヒ 
      セ ス ン
 
三画  ロ チ オ ヨ タ ツ ウ ヲ ケ エ テ サ キ ミ シ モ ヱ 
 
四画  ホ ネ ヰ 
 
 
平仮名(ひらがな)濁音の点々は画数には数えません。

一画  
し の へ つ く
 
二画  て る ひ め う ん と こ い ろ り
 
三画  か け れ よ さ す せ そ ち ら に あ ゆ み わ え も や ゐ 
 
四画  は ま を た ぬ き ふ ね お む
 
五画  ゑ ほ な


今までのことを読まれた人には、次のことが理解出来ていることと思います。
 
良好な名前というものは、
  1 陰陽の配列が整っているもの。
  2 画数が吉数であるもの。
 
では、ここで興味のある「漢字の組み合わせと配列」の面白い話をしましょう。
これは、姓名学を研究した者でないと気のつかないことで「なるほど面白いものだ」と、誰でも感心する
でしょう。
 
悪い意味をもつ熟語
 
 ●  ●
 死  刑 6+6=12   凶
 
 ●  ●
 刑  罰 6+14=20  凶
 
 ●  ●
 殺  人 10+2=12  凶
 
 ●  ● 
 病  気 10+10=20 凶 (気は氣で10画になります)
 
死刑は陰陰で12画の凶数
刑罰は陰陰で20画の凶数
殺人は陰陰で12画の凶数
病気は陰陰で20画の凶数
 
となっています。共通するのは二字とも陰と陰で、画数がいずれも凶数になっていることです。


良い意味をもつ熟語
 
自由、解放、繁栄、全快、調和、これらの陰陽の配列と画数をみますと、
 
●  ○
自  由     6+5=11  吉
 
○  ● 
解  放   13+8+=21  吉
 
○  ● 
繁  栄(榮)17+14=31 吉
 
●  ○
全  快    6+7=13  吉
 
○  ●
調  和   15+8=23  吉
 
自由は陰陽で11画の吉数
解放は陽陰で21画の吉数
繁栄は陽陰で31画の吉数
全快は陰陽で13画の吉数
調和は陽陰で23画の吉数
と、このように陰陽の組み合わせ良好、画数はみんな吉数となっています。

これは会社名、屋号、店名などにも通用することで、発展繁栄するものは必ず陰陽の配列が整っていて
画数が吉数となっています。この反対のものは業績その他、決して良好とはいえません。

 ではつぎに例をあげてみましょう・
 ○  ●
三  井    3+4=7  大吉
 
○  ●
三  菱    3+12=15  吉
 
○  ●
三  越    3+12=15  吉
 
○  ●
大  和    3+8=11 大吉
 
●  ○
松  下    8+3=11 吉
 
○  ●
住  友    7+4=11 大吉
 
○  ●
平  和    5+8=13 吉
 
●  ○
富  士    12+3=15 吉
 
●  ○
松  屋    8+9=17 大吉
 
会社名、屋号における7画・11画・17画は大吉とします。

こうして例をあげてみると、キリがありません。また、陰陰、陽陽とその組み合わせが片寄っていても、
画数の吉数のものはこれについで良好です。
 
  ○
大  丸   3+3=6  吉
 
●  ●
朝  日  12+4=16 吉
 
●  ●
東  芝   8+8=16 吉
 
○  ○
三  愛  3+13=16 吉
 
以上のような名前やその他にも沢山あるでしょうが大吉とまではいかなくても吉にかわりはありません。
 

熟語の配列
 
 つぎに相反する二字が組み合った熟語をみますと、やはり興味ある結果がえられます。
 死活、生死、動静、昼夜、電気について調べてみますと、
 
●  ○    ○  ●    ○   ●
死  活    生  死    動   静  
6   9     5   6     11   16
 
○  ●    ○  ●
昼  夜    電  気  
11 8    13  10
 
となって、いずれも陰と陽とがうまく組み合っています。また、勝敗、進退、盛衰などを調べてみますと、
良い方の画数が悪い方よりも多くなっています。
 
  12 11   12 10   12 10
  勝  敗    進  退   盛  衰   
  
  10  7   15 12   12  10
  富  貧   増  減    貸  借
 
その他
   
  12 10   10  7    6   4  
  強  弱   高  低   多  少
 
また、東西(8・6)の偶数で、南北(9・5)の奇数。
左右(5・5)、上下(3・3)、前後(9・9)、大小(3・3)、善悪(12・12)良否(7・7)などが同格数であるのも
面白いと思います。
目は5画で陽・盲は8画で陰となっているのも偶然ではないでしょう。
 
また四つ足の動物を調べてみると、そのほとんどが偶数になっています。
 
犬(4)、牛(4)、羊(6)、猫(12)、象(12)、熊(14)、馬(10)、虎(8)、豹(10)、狼(10)、猪(12)、兔(8)などです。
 

熟語の配列(その2)
 
姓名学では草冠(くさかんむり)は4画・さんずいは3画・しんにゅうは4画・者は9画・成は7画・兔は8画で
計算することになっています。
正漢字辞書には、このようになっているのですから十分に注意して下さい。
 
わずか一画の相違で、ぜんぜんはんたいの結果になる場合があります。これではなんのための姓名学か
わかりません。画数はすべて正漢字によります。漢字の画数を間違えたり、計算に誤りのないよう、くれぐれ
も注意しておきます。
 
18画と19画、20画と21画とでは雲泥の差です。
宗教では、お題目がもっともありがたいものとされていますが、この陰陽の配列をみますと実によく整っていて
なるほど、と感心させられます。
 
 ○   ●  ○  ●  ○  ●   ○
12151213
 
いままで例にあげた組み合わせ、配列、画数などは、字を最初に作った人が、配列、画数などを考えて組み
合わせたわけではありません。出来上がった文字や組み合わせが自然にこういった関係になってしまったのです。
 
会社名、屋号、店名などにしても、発展するものは、発展するような文字の組み合わせに自然になっているし、
つぶれる会社は、最初からつぶれる名前がちゃんとついているのです。
 
早く死ぬ人は早世の名前を持ち、長生きする人は、やはり長寿を保つ名前がついているのですから、不思議と
いわざるをえません。事故死をする人、大怪我をする人、健康な人、幸福な人、不運な人など、いずれも、
その姓名にあらわれているのです。
 
前に述べた例のように、あとになって研究してみたり考えてみると、なるほどと思い当たるのです。これを知る
だけでも、姓名学は面白いでしょう。こういうことは、最初に誰も気がつかなかっただけのことで、その結果は
文字だけが、はっきり知っていたことになります。
 
これを研究して、良い名前に導くのが姓名学の目的なのです。私たちの社会から、悪いこと、いやなこと、
不幸なことを、できるだけ追放して、みんなが健康で幸福な人生を送ることができたら、姓名学の重要性を
軽視したり、迷信視したり、符丁視することは認識不足である、ということに気が付くでしょう。


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            良い名前の三原則.A・・・・・ 画数の吉・凶。(完)