出生の星 生まれた年
一白 : S20年乙酉・S29年甲午・S38年癸卯・S47年壬子・S56年辛酉・H2年庚午・H11年己卯・H20年戊子・H29年丁酉
二黒 :S19年甲申・S28年癸巳・S37年壬寅・S46年辛亥・S55年庚申・H元年戊巳・H10年戊寅・H19年丁亥・H28年丙申
三碧 :S18年癸未・S27年壬辰・S36年辛丑・S45年庚戌・S54年己未・S63年戊辰・H9年丁丑・H18年丙戌・H27年乙未
四緑 :S17年壬午・S26年辛卯・S35年庚子・S44年己酉・S53年戊午・S62年丁卯・H8年丙子・H17年乙酉・H26年甲午
五黄 :S16年辛巳・S25年庚寅・S34年己亥・S43年戊申・S52年丁巳・S61年丙寅・H7年乙亥・H16年甲申・H25年癸巳
六白 :S15年庚辰・S24年己丑・S33年戊戌・S42年丁未・S51年丙辰・S60年乙丑・H6年甲戌・H15年癸未・H24年壬辰
七赤 :S14年己卯・S23年戊子・S32年丁酉・S41年丙午・S50年乙卯・S59年甲子・H5年癸酉・H14年壬午・H23年辛卯
八白 :S13年戊寅・S22年丁亥・S31年丙申・S40年乙巳・S49年甲寅・S58年癸亥・H4年壬申・H13年辛巳・H22年庚寅
九紫 :S12年丁丑・S21年丙戌・S30年乙未・S39年甲辰・S48年癸丑・S57年壬戌・H3年辛未・H12年庚辰・H21年己丑
★立春(2月4日)以前に生まれた人は、前年の星になる。
★表中のSは昭和・Hは平成を表す。
★五行説(木・火・土・金・水)
★十干(甲乙(木)・丙丁(火)・戊己(土)・辛庚(金)・壬癸(水)
★十二支(子(水)・丑(土)・寅(木)・卯(木)・辰(土)・巳(火)・午(火)・未(土)・申(金)・酉(金)・戌(土)・亥(水)
【 先天運 1・ 気学の九星でみる性格・運勢 】
【 但し生日と年で見ること。
】
★ 気学は年の九星で四柱推命は生日の干支が主になります。
『 一白水星 』
一白水星は、出発や産みの苦しみ、悩み、潔癖性・記憶力のいい人が多いのが特徴です。人の好き嫌いは
はっきりしていますが表面には出しません。ユーモアやジョークで盛り上げるタイプではありませんが、感情を
コントロールし、うまく周囲の人たちと交際します。
片親になったり、早くから両親と別れて暮らすなど、幼い頃から家族との縁は薄いようですが、さまざまな困難
も持ち前の忍耐力で乗り切ります。中年以降は運勢は安定します。
体が丈夫で、健康に恵まれますが、腎臓・泌尿器系・婦人病など、下腹部を中心とした病気に注意すること。
『 二黒土星 』
二黒土星は、欲望を象微する星で、その欲望は生存のために天から与えられたものです。一方で、献身的精神
の強い星でもあります。性格は、芯が強いしっかり者。人の言うことを素直に聞き入れる心の広さを持っています。
特に、女性はよく働くうえ、せっせと貯蓄にも励む、曲型的な良妻賢母タイプです。仕事と家庭をうまく両立させる
でしょう。
仕事面では、一人で事業を興すより、実力者やリーダーの補佐的な役回りで能力を発揮します。若いときは
チャンスに恵まれませんが、コツコツと努力を積み重ね、やがて信頼を得ます。中年期以降に運が開けます。
健康面では、筋肉痛や肩こり・胃痛・皮膚病・痔などに注意が必要です。
『 三碧木星 』
三碧木星は、行動力とバイタリティーにあふれた星です。性格は、明朗活発・かつ積極的です。また、頭の回転が
速く雄弁で正直です。率直にものを言うため、周囲のひんしゅくを買うこともたびたびですが、内面は見かけよりも
ずっとナイーブで、寂しがり屋です。
家庭面では、両親の離婚や死別などで、父親と疎遠になる暗示があります。しかし、それをバネとして積極的な
生き方をします。独立独歩の運を持ち、若いうちから理想に向かって突進し、20代で大きな成功を収める人も
珍しくありません。30代後半から40代前半には、社会的な地位を得ます。
健康面では、神経症やヒステリー・ノイローゼなど精神的な病気に注意。ストレスに弱く、疲れやすい体質です。
『 四緑木星 』
四緑木星は、物事を調うことを意味する星です。性格はやさしくて温厚です。また、周囲への順応性が抜群なうえ
面倒みがいいので、友人は多いでしょう。しかし、必要以上に立ち入ったり、口を出しすぎて、少々けむたがられ
つこともあります。
仕事は商売やサービス業が向いていますが、決断力に欠けるので、リーダーシップをとることは難しいようです。
20代から運が上向きますが、飽きやすく、仕事や住居も転々と変える暗示があります。人生のビジョンを明確に
し老後に備えて蓄えをすることが大切です。健康面では、ぜんそくや気管支炎など肺や喉の病気・胆石に要注意。
『 五黄土星 』
五黄土星は、九星の中央に位置し、他を支配する帝王の星です。物を抹殺したり、破壊する力を持ち、強烈な
個性を備えています。性格は、負けず嫌いで頑固。成功への願望や意欲が強く、人に対しては攻撃的です。
その反面、献身的で情けにも厚いのですが、日頃の勝ち気な言動が災いして、孤立してしまいます。金銭面や
愛情面においては、幼い頃から恵まれないものの、家族をあてにせず、独立独歩で運を切り開いていきます。
持ち前のリーダーシップを発揮して、着実に成果を上げます。
熱意と信念が実って、晩年は安泰です。女性の場合、夫をあてにせず、仕事を持ち家計をやり繰りします。
健康面では、脳溢血・伝染病・胃潰瘍などに注意が必要。また、熱を出したり、下痢をしやすい体質です。
『 六白金星 』
六白金星は、土に埋もれながらも輝きを放っている金に象微されます。プライドが高く、名誉を重んじます。
また、非常にきまじめで、正義感の強い性格です。この性格が良い方に作用すれば、リーダーシップを発揮
して人に慕われますが、悪い方に出た場合、身勝手で打算的に見られ、悪評が立つのを免れません。
両親の運が最高潮の時に生まれた人が多く、恵まれた家庭環境に育ちます。若いうちに頭角をあらわし
組織内より独立して成功し、財産を築きます。
目上の人より目下の人を引き立てることが、人生のプラスとなります。長寿に恵まれますが、後継者の運が
良くありません。健康面では、心臓・頭部・骨などの病気や精神的なストレスに注意が必要です。
『 七赤金星 』
六白金星が土の中の金であるのに対して、七赤金星は流れる金、つまり貨幣を意味します。
口が上手で、協調性を備えた社交型。したがって、何処に行っても人気の的になります。金運はあります
が見栄っ張りなうえに物欲も強く、お金はどんどん出ていきます。仕事面では、若いうちに一攫千金を夢
見て独立する人が多いでしょう。
しかし、実力以上のことに手を出して失敗することが多いようです。独立するよりも、組織の中で上司に
尽くし、引き立てられる運です。父親との縁がうすく、幼・少年期の家庭運はよくありませんが、30代後半
からは、安定した生活を送ることができます。健康面では虫歯や口内炎・喉・呼吸器系の病気に要注意。
『 八白土星 』
八白土星は、九星における定位置が”艮(ごん)”北東にあり、山に象微されます。
また、静止の徳を意味する星です。責任感が強く、初志貫徹の精神で物事に取り組みます。しかし社交面
においては、その性格が独占欲や執着心となって現れるため、人間関係はなかなかうまくいきません。
運勢的には、浮き沈みや変化が多い人生です。しかし、持ち前の粘り強さで困難を克服し、いずれ大成
します。目上の人の引き立てや、援助も期待できます。
またコツコツと財を築き、家庭も大切にするので、中年期以降は安定した生活を送ることができます。
体が丈夫で、健康運に恵まれますが、肩や腰・筋肉疲労や関節炎・リウマチなどに注意すること。
『 九紫火星 』
九紫火星は、輝く太陽のように、エネルギー旺盛なことを意味します。
この星の人は、プライドが高く、負けず嫌いな性格です。自己中心的で、他人に合わせるタイプではなく
周囲から孤立します。しかし、表現力に優れており、芸術や文学などの分野で才能を発揮します。
人間関係の悩みや寂しさから、趣味の世界に没頭して閉じこもる傾向があります。運勢的には母親の
活力が最も盛んな時期に生を受けたため、愛情にも恵まれ幸福に育ちます。
そして中年期に老後の土台を築きます。健康面では神経症・心臓病・高血圧・目の病気に注意は必要です。
【 先天運 2・ 四柱推命・十干でみる性格・運勢 】
【 但し生日の干で見ること。
】
『 甲 』
甲は折なり。万物符甲を剖きて而して出るを言うなり。
種子が先天的約束に従って皮の中で出る準備をし、立春の頃に冬の土中でじっと待っていた新芽が
太陽の熱と地気に育まれて陽春に勢いよく生い出る象で、陽気旺盛にして自信と活気が充満し
向上心も盛んで新規開発と社会や人のために粉骨砕身努力の意が強し。
『 乙 』
乙は軋なり。万物初めて生ずるも曲して未だ伸びざるを言うなり。
甲によって草木の芽がきしりながら土中より地上に出たが、まだ曲がった状態で伸びる力が
足らず種子は皮を破ってはいるが今少しの状況である。陽生ではあるが内心うずうずした温情
内向の気を蔵し、強情だが信用は厚い。
『 丙 』
丙は炳なり。万物炳然として看見するを言うなり。
物生じ草木が萌え出て、その枝葉盛んに花が爛漫と咲く陽生の象で、活動力が盛んにして
進取の気に富み、創造力や新企の意が充ちあふれるが熱しやすく感情にも鋭いが、また冷め
やすい。服飾著侈に流れやすく、見栄張りで異性問題を起こし易し。
『 丁 』
丁は壮なり。万物の之れ丁壮なるを言うなり。
草木の枝葉が淳々として盛んになり、その勢いが壮大に至る象で、活動力が盛んにして丁寧
親切で先人の跡に続いて誤らないので目上の人にも愛され物事に熱心である。人を導いたり
人に従ったり、温厚で目立たぬため、永続性あるが穏やかなので恋愛や交際で損あり。
『 戊 』
戊は茂なり。万物の之れ茂り盛んなるを言うなり。
万物の生育繁茂が盛んな象で、表面は抱くよう力と実行力があって頼もしいが、戊の気がを
得た人は、活発で盛大なために、すべての因習や旧幣を打破しようとして改革に手をつけて
実行に移す性質がある。そのため敵もでき敏なため崩れやすく持続性が薄くなる。
『 己 』
己は紀なり。万物形有りて紀識するを言うなり。
万物のすべて土より起きて姿を形成し識別できる象をいう。意義はしるす又はおさめるで
筋道をつけることがある。己の気を得た人は、義理人情に厚く温和だが変動勝ちで人生にも
変化が激しく、そのため迷いも多い。内心を表はさないが固い信念のもとに初志貫徹が大切。
『 庚 』
庚は更なり。庚は強堅の形、物の収欽して実有るを言うなり。
秋となれば自然に更改し陰気徐々に進み万物が変化していく象で、物みな紅葉し変化更改
するときなり。庚の気を得た人は発らつとして活動的で、絶えず忙しく金もうけも巧だが動よう
変化や気移りも激しいので、心身堅固にして行動せぬと思わぬ失敗の件にあう。
『 辛 』
辛は新なり。万物方に盛んにして而して制を見る。故に辛を痛と言うなり。
秋となって万物が成熟し人が種々に処分するが万物の意思通りにはならない。辛の気を
得た人は固く握って放さない保守堅固な面もあるが人生は安泰である。蓄財の意は強いが
ケチのそしりと社交性の不足から人情や機会を失わないようにすることが大切です。
『 壬 』
壬は妊なり。陰陽交わりて物の懐妊するを言うなり。
北は陰の極で、陰が極まれば陽を生じ、陽生じるから万物が生まれる。万物が地中で
来る春を待つ草木の種子を蔵し、新生の力を養う象で、自主独立の強い意志を持ち
困難突破の活気に満ち活動力旺盛な性格。人の信用は厚いが自己主張の気強いので
敵を作らぬ注意が必要です。
『 癸 』
癸ははかるなり。既に平らなれば万物は度をはかるべきを言うなり。
草木もしぼみ、さえぎる物がないので測量するに便で陽気が推しはかられ、万物は閉蔵され
地中の草木生出い出んとする気生ずる象で、知慮奇略に富み気力も充ちているが自尊心
強く、独断専行して和を欠きやすい。内心は気の強い善人が多いので孤立化しては損する。
【 先天運 3 ・四柱推命命式の十二支でみる性格・現象
( 但し、出生の年・月・日・時の支で見ること)
『 子 』
子は滋なり。陽気始めて萌し下に磁生するを言うなり。
子は滋で殖え茂ると言う義で、陽気が復せんとする時に万物地下ではぐくまれ育つ象。
年・・・細かい事によく気がつき柔和で愛情あり。きれい好きで無駄はあまり好まない。
貯蓄心に富むがケチと深い欲で、義理を欠くことが多い。器用で勘も良い方だが
苦労して蓄えた金を色情で失わないように注意が肝要。心棒強く持続性を増すと
中年より開運する。癸亥の生時の人は、水大海に帰すと言って文学に心ばせば
必ず発達する。
月・・・性質淡泊で真面目にして実行力と創作力がある。感情家で色情面に注意せぬと
財を失しなう。短気は損なり。命中に申辰あれば、波涛を発する命で善悪どちらか
必ず名をなす。
日・・・社交性はあるがおとなしく内に悪い。経済感念は強く時に欲が深まり義理人情に
そむくことがある。利殖や蓄財は上手だが、妻運や子供運の弱い人が多い。
時・・・器用と努力で早く成功する。才智も鋭いが短気で失敗する事あり。
『 丑 』
丑は紐なり。寒気にして自ら屈曲するなり。
丑は紐で結ぶという義で、陰気に押さえられ万物は動こうとしても寒気で屈曲せる象。
年・・・根気があって、辛抱強く正直で忍耐力が強いので苦労の後に必ず成果を得る。
あらゆることに物惜しみの気持ちや、好き嫌いと押しが強くそのため怒りっぽい
のが短所。肉親縁が薄くなりやすい。若い時に苦労した人は晩年は安楽である。
己未の生時の人は、月は柳を照らすと言って上格となる。
月・・・開運発達の徳を有し、責任感や指導性も強く旺盛な活動力での行動が運気を
隆盛とする。独立心も強い。節深き生まれの人程良く万物を生じ養うと言って喜ぶ。
日・・・内心は陽気だが、外面は陰気で片寄りがあり、自己主張性も強い。実直で人の
知れぬ特性を有し、信用を博して発達する。人と結合的な気風や意思あるが
言語は少ない。
時・・・親と早くから生死別するか、または肉親縁がうすい。独立独歩で進むこと。
『 寅 』
寅は演なり。陽気陽を出さんと浴すれば、尚強いて下に演るなり。
陽気に発動する準備は、一切整うて一触即発の態勢にあるが慎んで膝端で伸びてる象。
年・・・知慮・人格・才能に優れるが、落ち着きを有するときは権力と勢力に恵まれて人の
頭と敬われる。気ままや高ぶりがでたり、名利名声や侠気の気持ちで兎角目上と
事を争うので行動を慎重にして短気を慎めば、晩年は幸福である。戊辰の生時の
人は虎うそぶいて谷風を生ずと言って大いに名望をあげる。
月・・・楽天的な要素が態度を柔弱とする。人格が誠実なので時には果断な行動もとり
積極性を発揮すれば成功する。命中に火の多い人は南運が来ると災難が起り易い。
日・・・勇気があふれて進取の気勢盛んであるが軽率なところもある。才知あって希望も
大きく大胆不適な性格をもち大事達成の型。言語も多く人の世話をして陰口叩かれる。
時・・・肉親縁にうすく、早くから苦労は多いが、晩年の運勢は盛んで幸福である。
『 卯 』
卯は冒なり。万物地を冒して出づるを言うなり。
卯はおかすで、陽気が地をおかし万物が発生している象。
年・・・温厚円満にして、柔軟で世辞と愛嬌があるので人に愛され立身出世するが自主性が
乏しく、移り気になると運気が破られる。いらぬ遠慮をして損をする。酒色を警戒し
過ちがなければ晩年は安楽である。己未の生時の人は兎が月宮に入ると言って大貴命。
月・・・寛大にして正直で人望も厚く、誠実にコツコツと努力すれば信用と引き立てを得て開運
発達する。命中天干に庚辛重なり、地支申酉見れば不幸と病災重なる。天干壬癸で
地支亥子共にあれば、漂流の命。日時が金は、大運西方運で災害生じ不幸となる。
日・・・才智を有して社交性もあるが、温順にして沈静な性格なために積極性に乏しく常に
迷いや取り越し苦労が多い。そのため締めくくりを忘れて失敗することがある。
時・・・男は順調で、吉福来迎型だが、女性は常に幸福を期待ばかりするために苦労多し。
『 辰 』
辰は伸なり震なり。陽気動けば雷電、民に振るうを言うなり。
辰は伸びるで物が皆伸び出すを義とし、春の陽気になると雷鳴り、草木が伸張する象。
年・・・自由奔放で知略と積極性で、人の引き立てや衆望を博するが交際下手と勝ち気・
剛情で紛議や失敗を起こしやすい。非常な成功を博す反面、憂苦のどん底に落ち
込むと再起が困難となる。短気を慎しみ負けず嫌いは損と心がけることが大切。
壬戌か癸亥の生時の人は、竜大海に帰すと言って発達上格の命。
月・・・独立心強く交際上手で、衆望得て人の上に立つ。自信過剰や色情に注意。常に
努力する人は不自由なし。戌は開庫で喜ぶが戌重なれば凶。日時に水か木あれば
西北運凶。
日・・・剛情な方で言葉は少ないが幾分角がある。何事も自発拡張の意が強く善悪別にして
自己の考えを自力でやろうとして失敗が多い。気分は荒い。他人の言をよく聞く事。
時・・・気分荒く、腹芸のタイプ。激情で身をあやまり易いのが欠点。軽挙せず慎重なら吉。
『 巳 』
巳は巳なり。陽気のことごとく布き己むなりを言う。
陽気がすべて出終わって陰気をつくる象。巳は蛇で冬ごもりから夏にすべて出ている形。
年・・・器量寛大で才知に富み、思慮も深いので名声を博し成功する。金の不自由も少なく
上位に立つが、疑心暗鬼やシットから特性や運気を破るので注意。美男美女多く
人の意中を気敏につかむが異性との交友は慎重を要す。甲辰時の人は、名を天下
に広める。
月・・・才知を有するが温和で消極。虚栄心や短慮、頑固の人は苦労。富貴繁栄で大成の人
多いが努力家は非常な発達をする。東南運で発達するが進み過ぎると災い生ずる。
日・・・表面柔和で、おとなしいが内心に疑念シットの気分が強く、何事も探索しょうとする。
そのため人の反感をかったりして取り越し苦労を伴う。新企画を常に考えたりする。
時・・・才知や天運に恵まれて、生涯幸福の命だが、一生に三度凶災の訪れあり。
『 午 』
午は件なり。陽気の交わり相へだてて、しかして件るなり。
午は件で逆らう義とし、陰気が地中から陽気に逆ひ出る象で、これより陽気が次第に衰退。
年・・・明るく陽気で調子も良く、世辞上手で交際も広く人気もある。度量広く真実性あって
成功するが表面柔和に反し、内面に猛気を有し周到さが不足して損をする。好色で多弁
の人は苦労が多い。見栄を慎み根気で頑張ること。辰時生まれの人は必ず発達する。
月・・・実行力有るが短気で損する。才子肌で早く財を作る。責任感を強く持ち浪費を慎み業務
に一意専念すれば必ず発達する。東南運は身強くて発展し、西北運では衰える。
日・・・物事を深く考えることが少ないために小事ばかりで大事を逃がしたりする。とっつき易く
して離れやすい。締めくくりも不足し言葉や外観を飾る。人生に起伏あり。
時・・・若い間は平凡で、中年は順調に開運発達する。しかし、山高ければ晩年は谷に注意。
『 未 』
未は昧なり。日が中すれば則ち傾き陽が幽に向うなり。
未は昧で薄暗きを義とし、陽気は陰気に向かうであるから不明とか、暗さという意もある。
年・・・円満で人品よく曲がったことを好まず、哀れみ深く正直で慈悲心に富む。研究心も強く
堅実努力型だが取り越し苦労も多く、遠慮勝ちや迷いは損。意志薄弱な人は晩年は
苦労する。生時未の人は、双飛格に入って幸運の命となる。
月・・・野心家で才知と先見性を有するが、貫徹心弱く遠望術策型で損する。色情に注意して
仕事に専念すれば中年後発達する。命中に丑戌の斗刑あれば吉。火なき命は金水運凶。
日・・・バランスを求め、おとなしく円満主義で快活生に欠け、心が狭いので迷いを生じ一人
取り越し苦労が絶えない。そのため小言が多いがよく判断して行動に移せば万事無難。
時・・・片親と早く生死別のおそれあり、夫婦縁もうすい方。中年後は自重して行動のこと。
『 申 』
申は伸なり。物体皆伸成するを言うなり。
初秋の頃、万物成長して皆体を成し伸べ備わる象。
年・・・奇略才知にたけ機敏で人身操縦も巧妙で、信服を得ている間は万事安泰だが徳が
欠けると運気が逃げる。世話好きだが意地悪がでたり、人を侮るような態度に注意。
肉親縁や家庭運が弱い。変心多いので執着性を強化の事。生時亥の人は一生平穏無事。
月・・・聴明で創造性に富むが虚栄心強く権威を求める。早く名声を得るか中年まで非常な
苦労のどちらかである。命中に巳午あれば後に発達して名を上げる。子辰あれば
光輝な発達をし、木多くて火無き命は晩年富貴で、土重なるは一生発達が少ない。
日・・・才能・智略にすぐれ言葉も多弁な方で、慎重性に少し欠ける。心の締めくくりの不足
から途中で挫折し易い。欲望も多く進退はげしき性分で中年は注意。慎重な人発達す。
時・・・他家で成長したり、若年に苦労した人は中年後に大きく開運発達する。
『 酉 』
酉は酒なり。万物皆成熟するを言うなり。
酉は徳利の形から取った字で酒ともし、万物成熟して醸造する象で老ゆの意もある。
年・・・奇略と英和に長じ頭の回転は早いが締めくくりと、きまりが薄く気変わり多し。身に余る
大望を抱いたり人を見下したりして敵を増やして損する。とかく忙しく働きながら世を
送るが中年まで浮沈多く晩年は安泰。女性は自活力少ない。生時寅は幸運となる。
月・・・寛大円満型で知性と有情に富み、成功運も有しているが頑張りが不足気味。金銭運
も良く成功は早い。日時に火多き命は東運が凶。日時に木旺ずる命は南運に注意。
命中に巳丑あれば発達の命。
日・・・非常に多才で諸事謀が多いが、本筋からそれた事が多い。八方美人型で愛情は
少し薄い方だが、自賛心強く自ら利口ぶるのが欠点。人生の起伏は多い。
時・・・温厚で人情に厚く引き立てもあるが、他人に依頼心を持ち過ぎて失敗する。
『 戌 』
戌は減なり。万物ことごとく成る。陽下って地に入るを言うなり。
戌は亡ぶで陽気が殆ど消えてしまうが万物は結実の功をしとげ先ず一段落の象。
年・・・直感力や信義に厚く正直で義侠心が強い。義理を重んじて人のために蔭日向なく
つくすが偏屈と我がままや強情で損や失敗することがある。骨折り損を覚悟して
努力すれば信用を得て成功する。くよくよしたり取り越し苦労も多い。女性は魅力的
な愛情の持ち主が多い。卯の生時の人は春焼痕といって中年後富貴となる。
月・・・独立心強く正直で男性的である。移り気で人の下に立つのが嫌いなもので共同は
不向き。中年に苦労有るが後に発達する。女子は魅力有って早婚多い。命中に辰
あれば発達しやすい。寅午あれば文章によって名を上げる。
日・・・少し剛情で、しつこちところあるが義理堅いので多くの信用を得る。物事に干渉して
口やかましいので友人等の離反有り。勤勉だが物事に破壊の意が生じやすい。
時・・・正直で強引なため、剛直に過ぎて運気を逃がすことが多い。順応性を増すこと。
『 亥 』
亥は核なり。万物の収蔵は皆核を堅うするなりを言う。
亥は核即ちたねである。庫中に収めて次の発生の準備のため休養を典える象。
年・・・直情経行型で意思強く、独立の気概に富み我意を押し通し人の意見を用いる事が
少ないので憎まれたりするが大望は貫く。速効を求めると失敗多い。内面は温順
と敬神の性を有し、やさしい点あり。誠実な行動で大成する。日時に寅辰あれば
名利通達の命。
月・・・機略の奇才を有し、大望を抱いて大成もするが、短気な人は失敗する。
色情関係に注意。中年後に苦労有り。命中卯未ある人は一生安泰の命。
日・・・自立心強く言葉数は少くなく、迷いも少ない。短気で損をする事がある。何事も
相集め相まとめて行動をという意が強い。細かい事にとらわれなければ吉運である。
時・・・コツコツと仕事をし、胆力あるのに神経質で苦労が多い。目を外に向けて行動の事。
【 先天運(気学・四柱推命)による性格と運勢 】
END