(D)(縛りの配列)
★ 縛りのの配列(名前がすべて陰陽どちらかに片寄っている)
○ ● ○ ○
田 家 良 三 = 5画・10画・7画・3画
● ○ ● ●
吉 川 は い = 6画・3画・4画・2画
○●○○や●○●●の配列の運勢は次のようになりなります。
上記のような配列は、姓名を構成している陰陽の字の中で、偶数が一字の場合か
奇数が一字の場合で姓と名の接する個所は、必ず○なら●で、●なら○になっており
調和がとれているように思えますが、自分は一人、他は敵ばかりに囲まれているという
形から「はさみ(挟)」あるいは「縛り」と呼ばれるものです。
他の字画の吉凶により左右されますが、総じてこれも凶の配列で次のような暗示があります。
「陰陽の配列かくのごとき縛りと称し、大凶悪の運命なり。片親もしくは両親に縁うすく
妻縁もまた不幸にして、二・三回以上も変わることあり。
特に中年以後、刑事問題にかかる者多し。はなはだしきは、再三再四に及ぶ者あり。
正直なる人にして、他の条項吉なる人も、他人のためになにかれと迷惑をかけられ、終身
困難に遭う人もあり。また他の条項が不良なる人は立身出世の道さらに無く、何をなすも
七分通り成就すれば必ず一度砂石のごとく流失する運命なり。
身体健全にして財産を得れば、必ず相続人無く、他の条項不完全なる人は不治症にかかり
永く病床の人となり、はなはだしきは長患いのため、親兄弟・妻子までに見放され一人者と
なり自殺に陥入る者もあり」
※以上のようにこの配列は、片親との縁うすく、また自己の相続人との縁もうすし。
運勢大凶にて夫婦縁もうすく変わり易し、中年以後に刑罰を受けるおそれあり
事故・怪我わざわいにも要注意です。
【この時の注意事項】
姓と名の接するところは陰陽の配列はとれているのですが、名前がすべて陰陽どちらかに
片寄っています。特に一字名の場合はこのようになります。日本名は二字姓・二字名が
基本ですから、名前は必ず陰陽交互になるよう二字名・三字名の配列には要注意です。
(E)(片寄りの配列)
○ ○ ○ ○
弘 村 三 男 = 5画・7画・3画・7画
● ● ● ●
井 戸 ニ 夫 = 4画・4画・2画・4画
○○○○や●●●●の配列の運勢は次のことを示しています。
★ 片寄りの配列:(すべて陽の配列と、すべて陰の配列です。)
この配列は説明するまでもなく、陽ばかり陰ばかりに片寄った配列です。
「陰陽相和して万物を生じる」が真理でありますから、この片寄りの配列は
相和するところがないので何事も調和に乏しく、極端に走ることになり安定
した好調な発達は望めないでしょう。
運勢が極端ですから、調子に乗ると一時天昇の勢いで発展しますが、ひとつ
間違うと何をやっても手違い続きで深みにはまり、身動きとれないことになります。
この配列は有名人に非常に多く目立ちます。
人気商売のスポーツ、芸能関係の人には、一か八かのつもりで芸名などに
この配列を持ってくると成功する場合があります。しかし、危険も合わせ持って
いることを自覚しなければなりません。
※言い換えれば運勢、健康などすべて片寄り、親子縁うすく、また自己の相続人との縁もうすく、
晩年は大凶にして資産・名声・地位あるものは再起不能となる。事故、怪我、非業死多し。
特に事故死亡者や重傷者の姓名を参考にしてみますと統計的にもよく立証されています。
これでは最悪の配列とでもいうべきでしょう。
以上の配列が不良の形であって、まず名前をつける時には、こんな配列にならないように十分に
気をつけなければなりません。
姓名は、二字姓二字名が基本的な形となっていますが世間にはこの他にいろいろな形があります。
たとえば一字姓二字名、一字姓三字名、二字姓一字名、ニ字姓三字名、一字姓一字名などもたくさん
あります。この場合の配列はどうなるのか、これについて次に説明しましょう。
林ニ雄に例をとりますと林は8画、ニは2画雄は12画ですから配列は●●●となります。
● ● ●
林 ニ 雄 = この場合は姓の陰は二個の陰とみますから、前例の(E)と同じです。
田村 茂に例をとりますと
○ ○ ○
田 村 茂 = 5画、7画、9画となりこの場合も名前の陽は二個の陽とみますから○○○
これも下記のように(E)と同じ形の配列となります。
● ● ● ●
〃 林 ニ 雄
○ ○ ○ ○
田 村 茂 〃
姓一字、名一字の姓名も此れと同じように二個として(E)の形の配列になります。
● ● ● ●
〃 森 光 〃
○ ○ ○ ○
〃 北 章 〃
姓は赤ん坊が生まれる以前からすでに決まっているのですから姓の配列を変えるわけにはいきません。
良い配列を作るためには姓に適するように名前の配列を考えることです。
(その他の不良)
○ ○ ○ ● ●・・・・・○○ ○●は平凡(C’)だが後に●が重複しているため。
〃 北 健 次 郎
● ● ● ○ ○・・・・・●● ●○は平凡(C’)だが後に○が重複しているため。
〃 西 浩 三 朗
※この配列は名前の後の二字が重複しているため、子供縁は年令と共にうすくなり
50歳以後は順調とは言えません。
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